悪性リンパ腫のしこりの大きさや形、硬さはどのようなものですか?
悪性リンパ節のしこりには明確な基準はありませんが、成人では通常1~2cm以上とされています。
悪性リンパ腫のしこりには明確な基準はありませんが、成人では通常1~2cm以上とされています。
ただし、鼠径部(足の付け根)のリンパ節は、下肢の怪我などで腫れることがあり、1cm程度のものを触知することも珍しくありません。
大きさが1~1.5cm程度でも、扁平で柔らかいものは病的でないことが多く、逆に小さくても悪性腫瘍である場合もあります。
悪性リンパ腫によるリンパ節のしこりは一般的に痛みを伴わないと言われていますが、腫瘍が急速に増殖する場合は痛みを伴うこともあります。
やや硬い腫れたリンパ節は、悪性腫瘍を疑わなくても、時間の経過とともに増大しないか、もしくは縮小するかを必ず確認する必要があります。
また、明らかな原因がない3cm以上のリンパ節や、形態や臨床経過から悪性腫瘍が疑われる場合、または良性か悪性かの判断が難しい場合には、リンパ節生検を検討すべきです。
悪性リンパ腫の診断には専門的な検査が必要となるため、血液内科医や腫瘍内科医に相談することをおすすめします。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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