腎不全と低カルシウム血症は、どんな関係がありますか?
腎不全では活性型ビタミンDの量が下がり、低カルシウム血症を起こしやすくなります。
腎臓は血液中のカルシウム濃度の維持に重要な役割を果たしており、腎不全になるとカルシウムの代謝に影響を及ぼします。
腎臓は25-ヒドロキシビタミンDを1,25-ジヒドロキシビタミンD(活性型ビタミンD)に変換しますが、腎不全になるとこの働きが阻害されます。
ビタミンDは腸でカルシウムを吸収するときに必要となるため、腸からのカルシウム吸収が減少し、低カルシウム血症を引き起こします。
また、腎不全では高リン血症が起こりやすくなります。
腎臓からのリン排せつが低下するため、血液中のリン濃度が上昇し、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌を増やします。
PTHは骨から血液中へカルシウムを放出しますが、腎不全が進行すると骨の反応が鈍くなり、二次性の副甲状腺機能亢進症を引き起こすことがあります。
その結果、PTHが過剰になり、骨の分解が進み、骨軟化症や線維性骨炎を引き起こします。
さらに、腎不全ではカルシウム感知受容体(CaSR)の異常も報告されており、PTHの分泌に異常を起こすことがあります。
このような理由から、腎不全ではビタミンD不足、高リン血症、PTH分泌の異常が重なり、低カルシウム血症を起こしやすくなります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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