高リン血症のセルフチェックはできますか?
初期症状がほとんどなく、血液検査でしか診断できないため、正確なセルフチェックは困難です。リスクが高い方は定期的な検査が重要です。
高リン血症を、患者さん自身が症状などから判断する正確なセルフチェックは基本的に困難です。
その理由は、高リン血症が初期段階では自覚症状をほとんど伴わない「静かな病態」だからです。血中のリン濃度が多少高くなっただけでは、体に痛みやかゆみといった変化は現れません。症状が出てくるのは、病状がある程度進行し、カルシウムとのバランスが崩れて骨や血管に影響が出始めてからです。
高リン血症を診断する唯一の確実な方法は、医療機関での血液検査です。血液中のリンの濃度を直接測定することで、初めて正確な状態を把握できます。
ただし、リスクの高さを自分で把握するという意味でのセルフチェックは可能です。以下のような項目に当てはまる方は、高リン血症になりやすいため、注意が必要です。
- 慢性腎臓病(CKD)と診断されている、または透析治療を受けている
- 加工食品やインスタント食品、清涼飲料水を頻繁に摂取する
- 原因不明の全身のかゆみや、骨・関節の痛みがある
これらの項目に心当たりがある場合は、「セルフチェックで危険信号」と捉え、自己判断せずに医療機関を受診し、血液検査を受けることを強くおすすめします。
高リン血症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
高リン血症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
