好酸球が少ない原因は好中球減少症?高いと好酸球性肺炎になる?何科に行く?
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好酸球が高いと好酸球性肺炎の原因になりますか?
好酸球が高いと好酸球性肺炎の原因になりますか?
好酸球性肺炎は好酸球が肺に増える病気であり、好酸球が高いことが直接の原因ではありません。
「好酸球が高い」こと自体が、直接的に好酸球性肺炎の「原因」になるわけではありません。むしろ、好酸球性肺炎は肺に好酸球が異常に増えることを特徴とする病気であり、好酸球の増加は病気の結果、あるいは病態の一部として現れるものです。
急性好酸球性肺炎(AEP)の場合
- 病気が発症したばかりの時には、血液検査で好酸球の数が増えていることはあまりありません。しかし、病気の経過中に、あとから好酸球が著しく増えることがあります。
- 一方で、気管支肺胞洗浄(BAL)という肺の中の細胞を調べる検査では、ほとんどの場合、好酸球の割合が25%を超えて、非常に高くなることが、診断の基準のひとつとなっています。
慢性好酸球性肺炎(CEP)の場合
- この病気では、血液検査で末梢血の好酸球が増えていることが一般的です。患者さんの88~95%で好酸球の数が増加しており、平均して血液中の白血球のうち約32.3%が好酸球という報告もあります。
- また、CEPの場合も、気管支肺胞洗浄(BAL)での好酸球の割合は、ほぼ常に25%を超え、多くは40%を超えることが特徴です。
つまり、好酸球が増えることは好酸球性肺炎の特徴的な所見であり、診断の手がかりとなりますが、好酸球が病気を「引き起こす」というよりは、病気によって好酸球が増え、それが肺の炎症に関わっていると考えるほうが適切です。
(参考文献)
Philit F et al. Idiopathic acute eosinophilic pneumonia: a study of 22 patients. Am J Respir Crit Care Med. 2002, 166, 1235-9..
Rhee CK et al. Clinical characteristics and corticosteroid treatment of acute eosinophilic pneumonia. Eur Respir J. 2013, 41, 402-9.
Miki K et al. Early-phase neutrophilia in cigarette smoke-induced acute eosinophilic pneumonia. Intern Med. 2003, 42, 839-45..
Marchand Eet al. Idiopathic chronic eosinophilic pneumonia. A clinical and follow-up study of 62 cases. The Groupe d'Etudes et de Recherche sur les Maladies "Orphelines" Pulmonaires (GERM"O"P). Medicine (Baltimore) . 1998, 77, 299-312..
好酸球が少ない場合、好中球減少症は関係しますか?
好酸球が少ない場合、好中球減少症は関係しますか?
好酸球減少と好中球減少に直接の関係はありませんが、両者とも白血球の一種で、同時に減少することがあります。
好酸球減少と好中球減少症は、直接的な関係はありません。ただし、両方とも白血球の一種なので、同時に減少することもあります。
- 好酸球: 白血球の一種で、アレルギー反応や寄生虫感染に関与しています。
- 好中球: 白血球の一種で、主に細菌感染防御に関与します。
- 同時減少の可能性: ある種の薬剤の副作用、血液疾患、重症感染症などでは、好酸球と好中球が同時に減少することがあります。
好酸球が少ないと言われた場合も、念のため、医師に相談し、詳しい検査を受けることをおすすめします。
(参考文献)
Francesca Fioredda et al. The European Guidelines on Diagnosis and Management of Neutropenia in Adults and Children: A Consensus Between the European Hematology Association and the EuNet-INNOCHRON COST Action. Hemasphere. 2023, 30, .
日本臨床腫瘍学会.“発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第3版)”..https://www.jsmo.or.jp/news/jsmo/doc/20231109.pdf,(参照 2025-03-06).
好酸球性肺炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
好酸球性肺炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
呼吸器内科を受診しましょう。
咳、痰、発熱、息切れ、胸の痛みといった症状がある場合、まずは呼吸器内科の専門医に相談するのが最もスムーズです。
好酸球性肺炎は、アレルギー反応などによって「好酸球」という種類の白血球が肺に集まり、炎症を起こす病気です。肺の病気を専門とする呼吸器内科が、診断と治療の中心となります。
問診、胸部X線(レントゲン)検査、CT検査、血液検査などを行い、好酸球性肺炎の可能性を調べます。
お近くに呼吸器内科がない場合や、どの科を受診すればよいかわからない場合は、まず内科やかかりつけのクリニックを受診してください。
初期症状は一般的な肺炎や気管支炎と似ているため、まずは身近な医療機関で診察を受け、必要に応じて専門の呼吸器内科を紹介してもらうという方法も有効です。
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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京都大学iPS細胞研究所 呼吸器内科
山形 昂 監修
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