好酸球性肺炎はアレルギーと関係がありますか?
急性型はアレルギー反応の可能性、慢性型はアトピーや喘息との関連がみられます。
好酸球性肺炎とアレルギーとの関係は、急性型と慢性型で異なると考えられています。
急性好酸球性肺炎(AEP)の場合
- 一部の研究者たちは、AEPが、まだ特定されていない吸入された物質に対する、体が急激にアレルギー反応を起こす「急性過敏性反応」ではないかと考えています。
- ただし、アレルギー性の病気の既往(過去にアレルギーがあったこと)がある患者さんは、AEPの患者さん全体の中では少数派です。
慢性好酸球性肺炎(CEP)の場合
- CEPの患者さんでは、アトピー体質(アレルギーを起こしやすい体質)の既往がある人が約60%と多く見られます。
- また、喘息がCEPの診断より前にあったり、同時にあったり、あるいは後に発症したりする人が、患者さんの半数以上(50%超)いるとされています。
このように、特に慢性型ではアトピー体質や喘息との関連が深く、急性型でもアレルギー反応が関わっている可能性が指摘されています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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