上気道炎(かぜ症候群)の場合、主にどのような治療をしますか?
安静にして、水分補給と栄養を摂り、症状を和らげる薬を使います。
上気道炎(かぜ症候群)は、ウイルス感染が主な原因なので、ほとんどの場合特効薬はなく、基本的には治療は症状を緩和する対症療法が中心となります。
①主な治療法
休養
風邪を治す上で最も重要なのは、しっかり休むことです。十分な睡眠をとり、体を温めて安静に過ごしましょう。無理をすると症状が悪化したり、治りが遅くなることがあります。
水分補給
発熱や鼻水などで失われる水分を補給するために、こまめな水分補給が大切です。水やお茶、スポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。温かい飲み物は体を温める効果もあります。
栄養摂取
バランスの取れた食事を心がけ、消化の良いものを食べましょう。ビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物も積極的に摂りましょう。食欲がないときは、無理せず食べられるものを少しずつ摂りましょう。
対症療法
発熱や痛みがある場合は、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)を使用します。咳がひどい場合は、咳止め薬を使用することがあります。鼻水や鼻詰まりがひどい場合は、鼻炎薬を使用することもあります。
市販薬を使用する場合は、薬剤師に相談し、用法・用量を守って使用しましょう。症状がつらい場合は、医療機関を受診して医師に相談し、適切な薬を処方してもらいましょう。
②注意点
風邪は多くの場合、ウイルス感染症なので、抗菌薬(抗生物質)は効果がありません。医師の指示がない限り、自己判断で抗菌薬を使用しないようにしましょう。
症状が長引いたり、悪化する場合は、他の病気が隠れている可能性もあるため、医療機関を受診しましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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