上気道炎(かぜ症候群)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
症状を和らげる薬(解熱鎮痛剤、咳止めなど)を使います。眠気などの副作用に注意が必要です。
上気道炎(かぜ症候群)の治療は、症状を緩和する対症療法が中心です。
主に用いられる薬は、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)、鎮咳薬(咳を鎮める薬)、去痰薬(痰を出しやすくする薬)、鼻炎用血管収縮薬(鼻詰まりを改善する薬)などがあります。漢方薬が用いられることもあります。
また、細菌感染が疑われる場合にのみ抗菌薬(抗生物質)が使用されますが、多くはウイルス性のため安易な使用は推奨されません。
これらの薬には、それぞれ副作用のリスクがあり、解熱鎮痛薬(特にロキソプロフェンなど)では、胃腸障害やアレルギー反応、鎮咳薬では、眠気や便秘などが起こることがあります。
薬を使用する際は、医師や薬剤師の指示に従い、異常を感じたらすぐに相談することが大切です。
複数の薬を併用する場合は、相互作用にも注意が必要です。上気道炎の治療には、薬物療法だけでなく、十分な休息、水分補給、バランスの取れた食事が重要です。
症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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