「強迫性障害」とはどのような病気ですか?

強迫性障害は、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状を特徴としています。

解説

強迫症/強迫性障害は、一般人口の2~3%程度とされ、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状を特徴としています。

強迫観念とは、自分の意志とは関係なく、何度も頭の中に浮かんできてしまう考えやイメージのことです。

「これはおかしい」「考えないようにしよう」と思っても、どうしても気になってしまい、心がそのことでいっぱいになります。

強迫行為は、その考えや不安を和らげるために行う、繰り返しの行動や心の中での作業です。

例えば、「手が汚れている気がして、何度も手を洗ってしまう」や、「災いを避けるために何度も同じお祈りを心の中で唱える」といった行動がこれにあたります。

強迫症/強迫性障害は、頭から離れない考え(強迫観念)や、繰り返しの行動(強迫行為)が、どちらかひとつでもあれば診断されますが、多くの場合、両方がみられます。

公開日

最終更新日

精神科・心療内科

日下 慶子 監修

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強迫性障害

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関連するQ&A

強迫性障害の原因は何がありますか?

強迫性障害の原因は明らかになっていません。

強迫性障害ではどのような症状がありますか?

強迫性障害は、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状がみられます。

強迫性障害には初期症状はありますか?

初期症状として、日常生活の中で不安やこだわりが強くなり、何度確認しても安心できなくなったりします。

強迫性障害の場合、主にどのような治療をしますか?

主に薬物療法と認知行動療法が行われます。

強迫性障害が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

精神科や心療内科を受診することをおすすめします。

強迫性障害が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

不安やこだわりが度を超え、何度確認しても安心できなかったり生活に支障をきたす場合は、病院を受診する目安にしてください。

強迫性障害のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

強迫性障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

まず、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が使用されます。

強迫性障害で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬物療法以外にも認知行動療法が行われます。

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