強迫性障害で火事が怖い場合の対処法を教えてください。
専門家と相談の上、不安と向き合う練習や、薬物療法で症状を和らげます。
強迫性障害で火事が怖いというのは、よく見られる症状の一つです。
「火の元を何度も確認してしまう」「火事になったらどうしようと常に考えてしまう」といった強い不安や恐怖を感じることがあります。
このような症状への対処法として、まず専門家(精神科医や公認心理師など)に相談することが大切です。
主な治療法には「認知行動療法」があり、特に「曝露反応妨害法」という方法が効果的です。
これは、あえて火の元から少し離れてみるなど、不安を感じる状況に身を置きながらも、過度な確認(強迫行為)をしないように我慢する練習です。
最初はつらいかもしれませんが、専門家のサポートのもとで続けることで、「確認しなくても大丈夫だった」という経験を積み重ねることで、不安が和らいでいきます。
また、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの薬物療法も有効で、不安や強迫観念を軽減する効果が期待できます。
認知行動療法と併用することもあります。一人で悩まず、専門家と一緒に適切な対処法を見つけていきましょう。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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