脂質異常症
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スタチン使用中のCKや肝酵素の上昇はどうしますか?
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
上昇の程度をみて、中止や変更を考慮します。
スタチン使用4週間後を目安に自覚症状と、肝機能・CKを評価します。
CKの上昇がある場合
CKが正常上限の3~10倍に上昇した場合
患者の症状(褐色尿出現ないかなど)の観察および血中CK値測定を毎週行い、さらに上昇する場合は、スタチンの減量・中止を行います。
CK値が正常上限の10倍以上に上昇した場合
直ちに内服を中止します。
肝酵素の上昇がある場合
ALTが上昇(ただし正常上限x3未満)あるいはT-Bilの上昇(ただし正常上限x2未満)
さらに2〜4週間あけて経過をみる。
上昇続く場合は中止あるいはほかのスタチンの変更を考慮。
ALT≧正常上限x3あるいはT-Bil≧正常上限x2
中止、またほかのスタチンへの変更を考慮。
ALT≧正常上限x3かつT-Bil≧正常上限x2
直ちに内服を中止します。
(参考文献)
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