橋本病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
ヨウ素の摂取量に気をつける必要があります。また、強いストレスを避けましょう。
ヨウ素摂取量が不足していても過剰であっても甲状腺機能異常が起こります。
日本人の食事摂取基準2020年版によると、18歳以上のヨウ素摂取推奨量は130 μg/日となっています。日本人はヨウ素摂取量が多いと考えられてきましたが、海藻類を食べない日本人の平均ヨウ素摂取量は73 μg/日しかなく、海藻類を適切に摂らないとヨウ素摂取不足になります。
したがって、橋本病の方が海藻類を一切食べないことは良くありません。
一方、昆布(乾燥)5 gに含まれるヨウ素量は約10,000 μgと極めて多く、昆布は出汁も含めて摂り過ぎないように注意が必要です。
また、強いストレスは橋本病を悪化させる可能性があるため日常生活で体に負担となるようなストレスは避けましょう。
橋本病の治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
橋本病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「橋本病」とはどのような病気ですか?
甲状腺の慢性的な炎症によって甲状腺の働きが悪くなる病気です。
橋本病の原因は何がありますか?
遺伝と環境それぞれの影響がありますが、はっきりとした原因は分かっていません。
橋本病ではどのような症状がありますか?
首が腫れて違和感を感じることがあります。甲状腺機能低下症になると体のだるさなどさまざまな症状が現れます。
橋本病には初期症状はありますか?
甲状腺の炎症が軽い場合症状はありませんが、甲状腺機能低下症になるとさまざまな症状が現れます。
橋本病の場合、主にどのような治療をしますか?
甲状腺機能が正常であれば治療は必要ありません。甲状腺機能低下症になった場合、薬で甲状腺ホルモンを補充します。
橋本病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内分泌科や甲状腺科を受診しましょう。
橋本病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
首の腫れなど明らかな症状があれば病院を受診してください。
橋本病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
橋本病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
レボチロキシン(チラーヂンⓇ)の内服治療を行います。重大な副作用に狭心症があります。
橋本病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
レボチロキシン(チラーヂンⓇ)の吸収を悪くする胃腸障害、食べ物、併用薬がないか注意しましょう。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。