肺炎球菌肺炎の治るまでの期間はどのくらいですか?
菌血症を伴わない場合、通常は5~7日間の抗菌薬で治ります。
肺炎球菌肺炎が治るまでの期間は、重症度や合併症の有無によって異なります。
軽症〜中等症(外来治療など)
- 菌血症がない場合:解熱したあと(平熱になったあと)、さらに3日〜5日間は抗菌薬の投与を継続します。
市中肺炎の軽症~中等症で初期治療が有効だった場合、治療期間は1週間以内(5〜7日間)で終了できるとされています。
重症例(入院治療など)
- 菌血症を伴う場合:10日間〜14日間の治療が目安となります。
高齢者や免疫機能が低下している患者さんでは、菌の排除に時間がかかる可能性があるため、上記の日数よりも治療期間の延長が考慮されることがあります。
抗菌薬は、症状がよくなったからといって自己判断で中断せず、医師の指示通り最後まで飲み切ることが、完治のために非常に重要です。
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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
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