肺炎球菌肺炎は人にうつる病気ですか?
肺炎という病気自体が人から人へうつることはまれです。
肺炎という病気自体が人から人へうつることはまれです。しかし、原因である肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)という細菌は、人から人へうつる(伝播する)可能性があります。
肺炎球菌は、健康な人の鼻や喉にも普通に存在する常在菌です。成人の約5~10%、小児では約20~40%がこの菌を(症状がないまま)保菌しているとされます。保菌している人や、発症している人の咳やくしゃみに含まれる菌を、周りの人が吸い込むこと(飛沫感染)で、菌が伝播します。
菌がうつったからといって、必ずしも肺炎を発症するわけではありません。多くの場合、その人の免疫力によって菌の増殖は抑えられます。しかし、インフルエンザ感染後、高齢、基礎疾患(糖尿病や心疾患など)がある、といった理由で免疫力が低下すると、うつった菌(あるいはもともと自分が持っていた菌)が増殖し、肺に侵入して肺炎を発症します。
このため、インフルエンザなどの感染症のように、発症者が出たからといって厳密な隔離(個室管理など)が必須とは限りませんが、免疫力が低下している方(高齢者や基礎疾患のある方)への感染を防ぐため、咳やくしゃみが出る場合はマスクの着用や手洗いといった咳エチケットを守ることが重要です。
肺炎球菌肺炎について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肺炎球菌肺炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
