アジソン病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内分泌内科(内分泌・代謝内科)の受診が最も適切です。近くにない場合はまず内科を受診し、専門医へ紹介してもらいましょう。
アジソン病が疑われる場合、受診すべき最も専門的な診療科は、内分泌内科(内分泌・代謝内科)です。
アジソン病は、副腎皮質という臓器からのホルモン分泌が不足する「内分泌疾患」です。内分泌内科は、ホルモンの異常を専門に扱う科であり、アジソン病の診断に必要な特殊な血液検査(ACTH負荷試験など)や、その後の生涯にわたるホルモン補充療法の細やかな管理を行うことができます。
しかし、内分泌内科は大学病院や地域の基幹病院などにしか設置されていないこともあります。その場合は、まずはお近くの内科や総合診療科を受診してください。アジソン病の症状は、倦怠感や食欲不振など、他の多くの内科疾患と共通する点があるため、まずは一般的な診察と血液検査で原因を探ることが重要です。
内科でアジソン病の可能性が考えられた場合、より専門的な検査や治療のために、適切な内分泌内科へ紹介してもらうのが一般的な流れです。
もし、急激な血圧低下や意識がもうろうとするなど、症状が非常に強く緊急性が高い場合は、迷わず救急外来を受診してください。
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(参考文献)
Mara Carsote et al. Addison's Disease: Diagnosis and Management Strategies. Int J Gen Med. 2023, 16, 2187-2210.
Eystein S Husebye et al. Adrenal insufficiency. Lancet. 2021, 397, 613-629.
日本内分泌学会ほか. 副腎クリーゼを含む副腎皮質機能低下症の診断と治療に関する指針(最終版). 日本内分泌学会雑誌. 2015, 91, 1-78.
難病情報センター.“83 アジソン病”..https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/upload_files/File/083-202404-kijyun.pdf,(参照 2025-12-26).
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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