慢性咳嗽(咳が止まらない)が原因で失神することはありますか?
慢性咳嗽が原因で失神することは、まれですがあります。
慢性咳嗽が原因で失神することは、まれですがあります。
これは「咳嗽失神(cough syncope)」と呼ばれる現象で、強い咳込みによって一時的に脳への血流が減少し、意識を失うことが原因です。
特に、持続的で激しい咳が続く場合に起こりやすく、息を吐き続けることで胸腔内圧が上昇し、静脈の血液が心臓に戻りにくくなるため、脳への血流が低下します。
咳嗽失神は数秒から数分で自然に回復することが多いですが、転倒によるけがのリスクもあるため注意が必要です。
失神を伴う咳がみられる場合には、単なる咳として軽視せず、必ず医療機関を受診し、詳しい検査と適切な治療を受けることが重要です。
特に、心血管疾患や神経疾患との関連も確認する必要があります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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