肥満低換気症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
基本的には薬物療法ではなく、呼吸補助療法(CPAPやNIV)と体重減少が治療の中心です。
肥満低換気症候群(OHS)の治療は、基本的には薬物療法ではなく、呼吸補助療法(CPAPやNIV)と体重減少が中心です。
主に使われる治療手段
- CPAP(持続的気道陽圧療法):薬ではありませんが、OHSの第一選択治療です。
- NIV(非侵襲的陽圧換気療法):CPAPで効果が不十分な場合や、重症例に使用します。
- 体重減少療法:食事療法、運動療法、必要に応じて減量手術(バリャトリック手術)。
薬だけでOHSを改善することはできず、呼吸補助(CPAPやNIV)が治療の中心となります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
Yuka Harada et al. Obesity hypoventilation syndrome in Japan and independent determinants of arterial carbon dioxide levels. Respirology. 2014, 19, 1233-40.
Babak Mokhlesi et al. Evaluation and Management of Obesity Hypoventilation Syndrome. An Official American Thoracic Society Clinical Practice Guideline . Am J Respir Crit Care Med. 2019, 200, e6-e24..
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