Ann‐Arbor分類や、Lugano分類について教えてください。
悪性リンパ腫の病期を決めるために開発されたAnn-Arbor分類を改訂したのがLugano分類です。
Ann-Arbor分類もLugano分類も悪性リンパ腫の病期分類に使用されます。
悪性リンパ腫の病期を決めるための分類には、もともとホジキンリンパ腫(HL)のために開発されたAnn-Arbor分類が使われていました。しかし、2014年にこの分類を改訂したLugano分類が作成されました。
Lugano分類のポイントは、以下の通りです。
- FDG-PET/CTを治療前に行い、病期を決定します。これにより、治療の効果を正確に判定できます
- 非ホジキンリンパ腫では、発熱や体重減少などの全身症状を考慮しなくてもよいです
- HLやびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では、PET/CTを行った場合、骨髄生検を行わなくてもよいとされています
このように、Lugano分類はより正確で効率的な病期判定を可能にし、治療計画の立案に役立っています。
具体的な診断や治療については、専門医に相談することが重要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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