癌性胸水で胸水を減らす方法は何がありますか?
癌性胸水で胸水を減らす方法には、胸腔穿刺、胸腔内カテーテル留置、胸膜癒着術、胸腔腹腔シャントなどがあります。
胸水が溜まって息苦しさなどの症状がある場合、胸水を減らすためのいくつかの治療法があります。
胸腔穿刺
細い管(カテーテル)を胸の中に刺して、胸水を一時的に抜き取る方法です。比較的負担が少ないですが、多くの場合、再び胸水が溜まってしまいます。
胸腔内カテーテル留置
頻繁な胸腔穿刺を避けるため、細い管を胸の中に留め置き、胸水を排出する方法です。長期的な症状管理が可能で、自然に胸膜がくっつく「胸膜癒着」が起こることもあります。
胸膜癒着術
胸腔ドレナージで肺を広げた後、胸の中に薬剤(タルクやOK-432など)を入れて、胸膜同士をくっつけて胸水が溜まらないようにする方法です。チューブの留置から解放されたり、頻繁な穿刺を避けたりできます。
胸腔腹腔シャント
特殊なポンプを使って胸水を腹腔(お腹の中)へ送る方法ですが、その効果や副作用についてはまだ十分な情報がありません。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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