伝染性紅斑(りんご病)の症状に似た病気はありますか?

他のウイルス感染症や自己免疫疾患などが似た症状を示すことがあります。

解説

伝染性紅斑(りんご病)の症状に似た病気には、発疹発熱を伴うウイルス性疾患、発疹や関節症状を示す自己免疫疾患などが挙げられます。

伝染性紅斑は「両頬の赤い発疹」と「四肢のレース状の発疹」が特徴的ですが、発熱、発疹、関節炎などの症状が、他のウイルス感染症や自己免疫疾患と類似することがあります。代表的なものに以下の病気が挙げられます。

  • 風疹:風疹ウイルスの感染症で、発疹や発熱、リンパ節の腫れが特徴です。頬の赤みは少なく、全身に細かい発疹が出ることが多いです。
  • 麻疹:非常に感染力が強い麻疹ウイルスの感染症で、高熱、、鼻水、目の充血といった症状が出たあとに、全身に濃い赤色の発疹が広がります。
  • 突発性発疹:乳幼児に多くみられるヒトヘルペスウイルス6型あるいは7型の感染症で、突然の高熱が数日続いたあと、熱が下がると同時に体に発疹が出ます。
  • 薬疹:かゆみを伴うことが多く、発疹のパターンもさまざまです。
  • 全身性エリテマトーデス(SLE):発疹、関節痛、発熱、倦怠感などの症状を呈する慢性の自己免疫疾患です。
  • 関節リウマチ:関節の腫れや痛みが起こる慢性の自己免疫疾患です。

伝染性紅斑自体はほとんどが軽症で自然に治癒する病気のため、必ずしも受診を必要とせず、診断も発疹の見た目や症状の経過から行われることが一般的です。ただし、症状や経過が非典型的である場合には、正確な診断とその他の病気の除外のために、医療機関の受診をおすすめします。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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伝染性紅斑(りんご病)

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