伝染性紅斑(りんご病)ではどのような症状がありますか?
頬の紅斑とレース状の発疹が特徴で、大人では関節痛もみられます。
伝染性紅斑(りんご病)では、風邪のような症状のあとに、頬や体に特徴的な発疹が現れます。伝染性紅斑の典型的な症状は2段階で現れます。
まず、初期症状として、発熱、頭痛、倦怠感、鼻水、軽い吐き気や下痢など、風邪に似た軽い症状が1〜3日程度みられます。この時期のウイルスの感染力が最も強く、周囲にうつす可能性がありますが、まだ病名を特定するのは難しい時期です。
その後、いったん熱が下がり、頬に鮮やかな紅斑(赤み)が現れます。これが「りんご病」という名前の由来です。まるで両頬を平手で叩かれたようなはっきりとした赤みが特徴で、口の周りが相対的に白く見えます。元気そうに見えることも多く、親が驚くこともあります。
1~2日後には腕や太もも、体幹などにレース状(網目状)の紅斑が広がります。かゆみは個人差があり、子どもよりも大人で強くなる傾向があります。発疹は1〜2週間で自然に消失しますが、熱や日光、運動、入浴などの刺激で一時的に再出現することがあります。
また、大人が感染した場合は、特に女性で手足の関節痛や関節炎を伴うことがあります。まれに溶血性貧血や、妊婦に感染した場合の胎児への影響(胎児水腫など)が起こるため、注意が必要です。多くの人は、軽症で自然に軽快します。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
国立感染症研究所感染症情報センター.伝染性紅斑(詳細版).国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト,https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/index.html(参照 2025-08-19)
CDC. About Parvovirus B19. Parvovirus B19 and Fifth Disease, https://www.cdc.gov/parvovirus-b19/about/index.html(参照 2025-08-19)
The provided text does not contain any information about an author, editor, title, publication year, or publisher. Therefore, there is nothing to extract and format according to your request.
Bloise S et al. Parvovirus B19 infection in children: a comprehensive review of clinical manifestations and management. Ital J Pediatr. 2024, 50, 261.
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
伝染性紅斑(りんご病)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです