急性腎盂腎炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と急性腎盂腎炎の関連をAIでチェックする
急性腎盂腎炎について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
急性腎盂腎炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
尿を出すときに痛みがある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
尿が濁っている
- 自覚した時期
- 1-7日前から
急性腎盂腎炎とはどんな病気ですか?
「急性腎盂腎炎」とは、尿路感染症の1つで尿道から大腸菌などの細菌に感染して腎盂や腎臓に炎症が起こる病気です。悪寒戦慄を伴う高熱・背中や腰の痛みなどの症状が見られ、主に抗菌薬の投与により治療します。男性に比べて女性の発症が多いのが特徴です。主な診療科は、泌尿器科や腎臓内科・一般内科です。
急性腎盂腎炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
急性腎盂腎炎への対処法は?
急速な悪化で命に関わることがあります。治療方針を仰ぐため、まずは医療機関を受診しましょう。
急性腎盂腎炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
急性腎盂腎炎の専門医がいる病院を見る急性腎盂腎炎のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下の項目がひとつ以上当てはまれば、腎盂腎炎の可能性があります。
- 発熱
- 寒気で震えるほどの高熱
- わき腹や背中(右側か左側)の痛み・違和感
- 吐き気や嘔吐
- 身体のだるさ
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、急性腎盂腎炎かどうかのセルフチェックが無料でできます。ぜひご活用ください。
年齢が高くなると、発熱の症状が出にくくなることが報告されています。また、直接的な症状ではありませんが、膀胱炎のような症状(何回もおしっこに行きたくなる、急に尿意を感じるなど)を伴うこともあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAl Lawati H, et al. Urinary Tract Infections: Core Curriculum 2024. Am J Kidney Dis. 2024, 83, p.90-100.
Johnson JR, et al. Acute Pyelonephritis in Adults. N Engl J Med. 2018, 378, p.48-59.
Tullus K, et al. Urinary tract infections in children. Lancet. 2020, 395, p.1659-1668.
Ansaldi Y, et al. Urinary tract infections in pregnancy. Clin Microbiol Infect. 2023, 29, p.1249-1253. - A.
発熱や吐き気、膀胱炎のような頻尿などの症状が出ることがあります。
解説腎盂腎炎の初期症状としては以下のような症状をきたすことがあります。また、急性腎盂腎炎では症状が進むのが早く、初期の段階から重い症状が出ることがあります。
- 発熱
- 食欲低下、吐き気
- 身体のだるさ
- わき腹や背中(右側か左側)の痛み・違和感
- 膀胱炎のような症状(何回もおしっこに行きたくなる、急に尿意を感じるなど)
- 一時的な腎機能低下
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る並木幹夫標準泌尿器科学 第10版. 医学書院2021
Al Lawati H, et al. Urinary Tract Infections: Core Curriculum 2024. Am J Kidney Dis. 2024, 83, p.90-100.
Johnson JR, et al. Acute Pyelonephritis in Adults. N Engl J Med. 2018, 378, p.48-59.
Tullus K, et al. Urinary tract infections in children. Lancet. 2020, 395, p.1659-1668.
Ansaldi Y, et al. Urinary tract infections in pregnancy. Clin Microbiol Infect. 2023, 29, p.1249-1253. - A.
発熱や震えるほどの寒気、側腹部や背中の違和感、吐き気、膀胱炎のような頻尿などの症状が出ることがあります。
解説症状の軽重はありますが、腎盂腎炎では以下のような症状をきたすことがあります。
- 発熱
- 寒気で震えるほどの高熱
- 吐き気や嘔吐
- 身体のだるさ
- わき腹や背中(右側か左側)の痛み・違和感
- 膀胱炎のような症状(何回もおしっこに行きたくなる、急に尿意を感じるなど)
細菌が腎実質という尿を作る部分に侵入するとすぐに血流に乗って全身に到達するため、症状の進行が急速で、重症になると敗血症性ショック(感染が広がり全身の臓器で命に関わる障害をきたすこと)などで血圧の低下や意識障害をきたし、最悪の場合、命に関わることもあります。
似た症状で具合が悪い場合は、我慢せずに医療機関を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る並木幹夫標準泌尿器科学 第10版. 医学書院2021
Al Lawati H, et al. Urinary Tract Infections: Core Curriculum 2024. Am J Kidney Dis. 2024, 83, p.90-100.
Johnson JR, et al. Acute Pyelonephritis in Adults. N Engl J Med. 2018, 378, p.48-59.
Tullus K, et al. Urinary tract infections in children. Lancet. 2020, 395, p.1659-1668.
Ansaldi Y, et al. Urinary tract infections in pregnancy. Clin Microbiol Infect. 2023, 29, p.1249-1253. - A.
尿に混じった細菌が、腎臓に感染して炎症を起こすことが原因です。
解説基本的に尿には細菌がいないと言われていますが、何らかの原因で尿に細菌(大腸菌など)が混じり、その細菌が腎臓に感染して炎症を起こすことが主な原因です。
特に腎盂腎炎にかかりやすい人の特徴として下記のものがあります。女性
女性は体の構造上、体外から膀胱内の尿中に細菌が入りやすいです。
妊娠中の方
妊娠中は子宮が大きくなり、尿路(尿の通り道)を圧迫しやすく、尿の逆流、うっ滞(流れが悪くなっていること)が起こることがあります。また、妊娠中には免疫力が低下しているため、細菌が増殖しやすくなっています。
泌尿器系の病気がある
膀胱炎ですでに膀胱に細菌が感染している状態や、水腎症、膀胱腎盂尿管逆流症、尿路結石などのために尿の逆流・うっ滞がある状態では、腎臓に菌が侵入・増殖しやすくなります。
泌尿器疾患の手術後
経尿道的な処置や腎瘻造設、腎移植などを行うと尿に細菌が入りこみやすいため、その後に腎盂腎炎になることがあります。
免疫力が低下している
高齢、糖尿病、がん、ステロイドなどの免疫抑制薬内服中、臓器移植後、抗がん剤・放射線治療後など免疫力が下がっている場合は、普段は感染しないような毒性の弱い細菌にも感染しやすくなります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る並木幹夫標準泌尿器科学 第10版. 医学書院2021
Al Lawati H, et al. Urinary Tract Infections: Core Curriculum 2024. Am J Kidney Dis. 2024, 83, p.90-100.
Johnson JR, et al. Acute Pyelonephritis in Adults. N Engl J Med. 2018, 378, p.48-59.
Tullus K, et al. Urinary tract infections in children. Lancet. 2020, 395, p.1659-1668.
Ansaldi Y, et al. Urinary tract infections in pregnancy. Clin Microbiol Infect. 2023, 29, p.1249-1253.
監修医師
診療科・専門領域
- 泌尿器科