感染後咳嗽が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
咳が長期間持続している場合や咳以外の症状が現れる場合には受診しましょう。
感染後咳嗽が疑われる場合、病院を受診する目安は以下のような状況が挙げられます。これらの症状がある場合は、早めに医療機関で診断と治療を受けることをおすすめします。
受診の目安
1. 咳が長期間持続している場合
通常、感染後の咳は3~8週間以内に改善しますが、それ以上続く場合や、むしろ悪化している場合には受診が必要です。
2. 生活に支障をきたしている場合
夜間の咳で睡眠が妨げられる、仕事や日常生活に支障が出るほどの頻度や強さの咳がある場合は、専門的な治療が求められます。
3. 咳以外の症状が現れる場合
発熱、体重減少、呼吸困難、胸痛、血痰などの症状がある場合は、感染後咳嗽以外の病気(肺炎、結核、肺がんなど)の可能性を考慮し、早急に診察を受ける必要があります。
4. 自己治療で改善しない場合
市販薬や生活習慣の改善を試しても咳が軽減しない場合は、医師の診察を受け、原因を特定する必要があります。
5. 既往症や基礎疾患がある場合
喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、アレルギー性鼻炎、胃食道逆流症などの既往症がある方は、これらの病気が関与している可能性があるため、早めに受診してください。
受診時のポイント
- 咳の期間、タイミング(夜間や運動時など)、性状(乾性または湿性)を医師に伝える
- 感染症からの回復過程や、他の症状の有無を詳細に説明する
症状が気になる場合はこれらを目安にし、早めに医療機関を受診することが推奨されます。呼吸器内科や内科を中心に相談するとよいでしょう。
感染後咳嗽について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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