感染後咳嗽ではどのような症状がありますか?
感染後咳嗽の主な症状は、呼吸器感染症が治癒したあとも長期間持続する咳です。
感染後咳嗽の主な症状は、呼吸器感染症が治癒したあとも長期間持続する咳です。通常、この咳は感染症の症状が消失したあとに顕著になります。
以下に具体的な症状を挙げます。
1. 乾性咳嗽(痰が少ない咳)
感染後咳嗽では、痰がほとんど伴わない乾性の咳が多くみられます。ただし、感染の種類によっては少量の痰を伴う場合もあります。
2. 夜間や早朝に悪化
夜間や寝起きに咳が強くなることがよくあります。これは横になることで気道が刺激を受けやすくなるためです。
3. 運動や冷気での咳発作
運動や冷たい空気を吸い込んだ際に咳が引き起こされることが多く、気道の過敏性が影響しています。
4. 長期間の咳(3~8週間)
咳の持続期間は通常3~8週間ですが、時にはそれ以上続くこともあります。感染症が治癒しているにもかかわらず咳が残ることが特徴です。
5. 喉の違和感やチクチク感
気道の炎症により、喉に異物感や刺激感を覚えることがあります。
6. その他の症状が軽減または消失
感染後咳嗽では、発熱や鼻水などの感染症の症状はほぼ消失しています。残る症状は咳のみです。
これらの症状は、感染後の気道の炎症や過敏性が原因となっていますが、他の病気との見極めが重要です。
感染後咳嗽について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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