急性気管支炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
咳止めなどの対症療法を行います。
急性気管支炎は多くの場合ウイルスが原因で起こり、自然に治癒するため、特別な治療は必要ありません。治療の中心は対症療法と患者さん教育です。
咳などの症状を和らげるために、以下のような薬が使用されることがあります。
咳止め薬
気管支拡張薬
- サルブタモール: 気管支を拡張させて呼吸を楽にします。動悸や手の震えなどの副作用が生じる可能性があります。
鎮痛解熱剤
抗生物質は、急性気管支炎の原因がウイルスである場合、効果がありません。細菌感染が疑われる場合や、合併症のリスクが高い場合にのみ、抗生物質が処方されます。
しかし、抗生物質の不適切な使用は、下痢、過敏症反応、細菌耐性の発生、正常なマイクロバイオームの破壊などの副作用を引き起こす可能性があります。
患者さんには、急性気管支炎は通常1~3週間で自然に治癒すること、抗生物質は必要ないこと、咳や痰などの症状を和らげるための対症療法を行うことなどを説明します。
急性気管支炎について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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「急性気管支炎」とはどのような病気ですか?
気管支に起こる急性感染症で、持続する咳が主な症状です。
急性気管支炎の原因は何がありますか?
急性気管支炎の主な原因は、ウイルス感染です。
急性気管支炎ではどのような症状がありますか?
急性気管支炎の主な症状は、急性発症で持続する咳です。
急性気管支炎には初期症状はありますか?
初期症状には頭痛、のどの痛み、軽い咳、倦怠感、くしゃみ、鼻水などが挙げられます。
急性気管支炎の場合、主にどのような治療をしますか?
急性気管支炎は通常、自然に治癒する病気であるため、特別な治療は必要ありません。
急性気管支炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは内科を受診しましょう。
急性気管支炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
呼吸困難や高熱、血痰がある場合や基礎疾患がある場合には病院を受診しましょう。
急性気管支炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
急性気管支炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
症状が改善しない場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
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