重症筋無力症の合併症は何がありますか?
胸腺腫、その他の自己免疫疾患を合併することがあります。
重症筋無力症患者さんの 約20%が胸腺腫を合併すると言われています。
さらに、胸腺腫関連重症筋無力症の患者さんは、胸腺腫が原因となる、赤芽球癆(せきがきゅうろう)、円形脱毛症、低ガンマグロブリン血症、味覚障害、心筋炎などを合併する可能性が指摘されています。
また、重症筋無力症の患者さんの中には、他の自己免疫疾患である、バセドウ病、慢性甲状腺炎(橋本病)などの甲状腺疾患、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの合併症を抱えている人が、8~15%程度います。
その他、重症筋無力症の方は、治療のため、ステロイドや免疫抑制剤を使用することで、糖尿病、高血圧、脂質異常症、骨粗鬆症、感染症などを合併する可能性があります。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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