呼吸性アシドーシスの場合、日常生活で気をつけることはありますか?
原因となる基礎疾患の管理を徹底し、呼吸を抑制する鎮静剤などの薬剤を避けることが重要です。
呼吸性アシドーシスは、通常、何らかの基礎疾患や急性イベント(例:鎮静剤の過量投与、COPDの急性増悪)によって引き起こされるため、日常生活ではこれらのリスクを管理し、再発を予防することが重要です。
日常生活での主な注意点
- 原因疾患の継続的な管理:慢性閉塞性肺疾患(COPD)、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、神経筋疾患など、高二酸化炭素血症を引き起こす可能性のある基礎疾患の治療を継続し、急性の増悪を防ぐことが必要です。
- 呼吸抑制作用のある薬剤の回避:麻薬性鎮痛薬やベンゾジアゼピンなどの鎮静作用を持つ薬剤は、呼吸を抑制し換気低下を招くため、特に呼吸予備力の低い患者さんは避けるべきです。
- 慢性的な換気補助の検討:慢性の高二酸化炭素血症(例:肥満低換気症候群や重症COPD)を持つ患者さんで、特に夜間に換気不全が悪化する場合、非侵襲的換気(NIV)などの夜間換気補助が適用されることがあります。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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