発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)でステロイド治療はどのような経過をたどりますか?
ステロイドはPNHの溶血発作に短期的効果はありますが、長期的な有効性はなく、補助的治療にとどまります。
副腎皮質ステロイド(プレドニゾロンなど)は、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の溶血発作に、一時的に使われることがあります。
短期的には溶血を抑える効果がありますが、長期的な有効性はなく、基本治療としては推奨されません。副作用を減らすため、隔日投与が用いられることがあります。
現在は、補体からの攻撃を回避する「抗補体療法」が確立しており、ステロイドは補助的に限定して使う位置づけです。効果が不十分な場合は、抗補体薬へ移行するのが一般的です。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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