発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の点滴治療を続けているのに、なぜまだ体がだるく、息切れがするのですか?
脾臓や肝臓での血管外溶血や骨髄での造血低下のため、貧血が十分改善していない可能性があります。
脾臓や肝臓で赤血球が壊される血管外溶血や骨髄での造血低下のため、貧血が十分改善していない可能性があります。
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)では点滴治療(抗補体薬)により、血管内で赤血球が壊れる(血管内溶血)のは抑えられますが、すべての溶血が完全に止まるわけではありません。特に血管外溶血と呼ばれる別の仕組み(主に脾臓や肝臓の中で壊される)で赤血球が壊れ続けることがあり、貧血が十分に改善せず、だるさや息切れが残る原因になります。
また、もともとの骨髄機能の低下(造血不全)により、赤血球の産生が少ない場合も、同様の症状が続きます。さらに、感染や治療間隔の影響で一時的に溶血が悪化することもあります。このため、症状が残る場合は薬の調整や追加治療を検討します。
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最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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