少し食べただけでお腹が張るのはなぜですか?
胃の運動機能が低下している場合、少量の食事でもお腹が張るように感じる場合があります。
胃の運動機能が低下している場合、少量の食事でもお腹が張るように感じる場合があります。これは機能性ディスペプシアという病気で、しばしばみられる症状です。ひと口、ふた口でお腹いっぱいに感じてしまう、早期膨満感と呼ばれる症状です。
この病気では胃の運動が低下し、食べたものが胃から腸に送り出されるまでに、通常よりも時間がかかってしまうと考えられています。そのほかに、胃の神経が過敏になっており、少し食べただけで胃がいっぱいになっているように感じてしまいます。
消化管運動機能改善薬と呼ばれる飲み薬で、胃の運動を適正化することで症状の改善を期待できます。
また、下腹部に張るような感じがある場合、腸の蠕動運動がゆっくりであるために、大腸にガスがたまっている可能性もあります。
症状が軽度であれば、暴飲暴食を避け、規則正しい食生活を心がける、適度な運動をするなどの生活習慣の改善でも症状の緩和が期待できます。症状が長引く場合には、上に挙げたような内服薬もあるため、消化器内科への受診をおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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