熱はないのに乾いた咳が続く場合に、考えられる原因はありますか?

喘息、胃食道逆流症、薬の副作用、COPD、肺がんなどが考えられます。

解説

熱がないのに乾いた咳が続く場合、以下の原因が考えられます。

喘息

喘息は気道の炎症や過敏反応によって咳が続くことがありますが、熱は伴わないことが多いです。喘息の方は、空気の乾燥やタバコの煙、化学物質などが喉を刺激し、乾いた咳を引き起こすことがあります。また、花粉、ハウスダスト、ペットの毛などによるアレルギー反応でも、咳が出ることがあります。
なお、喘息の中で咳のみが症状のものを、咳喘息といいます。

胃食道逆流症

胃食道逆流症では、胃酸が食道に逆流することで、喉を刺激し、咳が出ることがあります。

薬の副作用

高血圧治療に使用される薬の一部が、乾いた咳を引き起こすことがあります。

COPD

COPDは慢性的な気道の炎症と閉塞を特徴とし、咳や痰の増加、息切れなどの症状を引き起こします。特に、初期段階では乾いた咳が続くことがあります。

肺がん

肺がんの初期症状として、乾いた咳が現れることがあります。咳が長期間続く場合や、血痰が見られる場合は、肺がんの可能性を考慮する必要があります。

症状が持続する場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

空咳

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

空咳に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?

乾燥が原因の場合は、水分を取ったり飴を舐めたりすることで治ることがあります。

喉に違和感があり、乾いた咳が止まらない場合に考えられる原因は何ですか?

アトピー咳嗽や喘息、感染後咳嗽、咽喉頭逆流症などが考えられます。

空咳が止まらない場合は病院を受診した方がよいですか?

空咳が3週間以上止まらない場合、重篤な病気が隠れている場合もあるため、呼吸器専門医を受診しましょう。

麦門冬湯(麦門冬湯エキス細粒Ⓡ️)は咳に効きますか?

はい、咳の治療に用いられる漢方薬です。痰が少なく、激しく咳こむ場合などに適しています。

麦門冬湯(麦門冬湯エキス細粒Ⓡ️)の市販薬と医療用医薬品との違いを教えてください。

薬に含まれる生薬の種類は同じですが、市販薬では、医療用に比べて配合される生薬の量が少ないのが一般的です。

麦門冬湯(麦門冬湯エキス細粒Ⓡ️)の飲み方を教えてください。

食前(食事の30分~1時間前)又は食間(食事と食事の間、食後2時間以上経ってから)に飲んでください。

麦門冬湯(麦門冬湯エキス細粒Ⓡ️)の副作用はありますか?

発疹、じんましんなどが起こる可能性があります。気になる症状がある場合には、医師に相談してください。

麦門冬湯(麦門冬湯エキス細粒Ⓡ️)の効果を教えてください。

麦門冬湯は、咳を鎮める効果があります。

鎮咳配合剤(フスコデⓇ配合錠)を飲むと眠くなりますか?

フスコデⓇ配合錠の副作用として眠気が報告されています。服用時は、車の運転などを控えるようにしましょう。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら