中等症以上の関節リウマチを放置すると、関節の破壊はどの程度進行しますか?
状況次第では短期間であっても急激に軟骨や骨の破壊が進み、関節の変形や機能障害を生じることがあります。
中等症以上の関節リウマチでは、関節の中で強い炎症が続いています。この状態を治療せずに放置すると、短期間であっても急激に軟骨や骨の破壊が進み、関節の変形や機能障害を生じるリスクがあります。
関節の破壊が進むと、具体的には次のような症状がみられる可能性があります。
- 痛みの増強:関節が腫れて、痛みが強くなったり、痛みを感じる頻度が増えたりします。
- 関節の変形:指が外側(小指方向)に曲がったり、関節がズレたり(亜脱臼)します。
- 機能障害:関節の動かせる範囲が狭くなってしまい、手足の届く範囲が狭くなったり、細かい作業が困難になったりします。
一度壊れてしまった軟骨や骨、変形した関節は、現在の医療では元に戻ることはありません。そのため、関節が壊れてしまう前に十分に治療を行い、関節の炎症を抑え込むことが非常に重要です。
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(参考文献)
Paul Studenic et al. American College of Rheumatology/EULAR Remission Criteria for Rheumatoid Arthritis: 2022 Revision. Arthritis Rheumatol. 2023, 75, 15-22.
Josef S Smolen et al. EULAR recommendations for the management of rheumatoid arthritis with synthetic and biological disease-modifying antirheumatic drugs: 2022 update. Ann Rheum Dis. 2023, 82, 3-18.
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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