夜驚症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
頻発や危険行動、けいれんなどを伴う場合は早めに受診しましょう。
夜驚症が疑われる場合、頻度、危険行動の程度、日常生活への影響の程度、非典型的な症状の有無によって、受診を検討しましょう。
夜驚症は多くの場合一時的であり、成長とともに自然に治まります。健康への影響も少ないため、軽度・まれな発作では、必ずしも受診は必要ありません。ただし、次のような場合は病院での相談がすすめられます。
- 発作が30分以上続く
- 発作が週に何度も繰り返す、または数ヶ月以上続く
- 発作中に階段を下りる、外に出るなど危険な行動がある
- 日中の強い眠気や集中力低下など、生活への影響がある
- 全身のけいれんや硬直、よだれ・尿失禁を伴う
- 発作後も長時間意識がはっきりせず、混乱状態が続く
- 発熱や頭痛、嘔吐など、他の症状を伴う
- 初めての発作で家族が強い不安を感じる場合
一般的に、夜驚症自体は無害で、多くの場合、子どもは成長するにつれて治ります。治療や医学的評価が必要となるのは、夜驚症が安全上のリスクをもたらしたり、睡眠を著しく妨げたり、通常とは異なる症状を伴う場合に限られます。
まずは小児科で相談し、必要に応じて小児神経科や睡眠専門医へ紹介を受けましょう。他の疾患の可能性を除外するために、脳波検査や睡眠検査などの追加検査が推奨される場合もあります。受診時には、発作の様子を記録したメモや動画があると診断に役立ちます。


夜驚症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
夜驚症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです