夜驚症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない時は生活改善と予定覚醒法、専門医への相談を検討しましょう。
夜驚症で薬が効かない場合は、まず、薬以外の方法を見直しましょう。
夜驚症はそもそも薬が第一選択ではなく、多くは生活習慣の改善と安全対策で対応します。薬が効かない場合は、診断と根本原因や誘因を再評価し、非薬物的アプローチを強化することが大切です。
睡眠環境の見直し
就寝前のテレビ・ゲーム・スマホなどの刺激を減らし、暗く静かな環境を整える。
生活リズムの安定
毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保する。昼寝の取り方も調整する。
ストレスや疲労の軽減
学校や家庭での心理的負担を減らし、日中の活動量を適度に保つ。
予定覚醒法の導入
発作がほぼ毎晩同じ時間に起きる場合、その10〜15分前に優しく起こして浅い睡眠に切り替える。
併存症の評価
睡眠時無呼吸症候群やてんかんなど、ほかの病気が隠れていないかを再評価する。
持続的な夜驚症は、他の睡眠障害や精神疾患など、根本的な原因に関連している場合があります。睡眠専門医や小児神経科医に相談し、適切な評価を受けることが重要です。家族の記録や動画は診断に役立ちます。また、行動療法や心理療法は、特に薬物療法が効かない場合に効果的なことがあります。
薬物療法は通常、重症または持続性の症状に限って用いられ、多くの場合、非薬物療法と併用されます。薬物療法が効果を発揮しない場合は、医療機関を再度受診し、再評価を受け、薬物療法以外の治療法や専門医への紹介を検討することが重要です。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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