下垂体炎の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
過度なストレスを避け、薬の飲み忘れなどがないようにしましょう。またステロイド増量方法を覚え、ステロイドカードを持ち歩くことも大切です。
下垂体炎では副腎皮質刺激ホルモンの分泌が早期から低下しやすく、副腎クリーゼ(急性副腎不全)という命に関わる状態になるリスクがあります。
副腎の機能を保つためには、毎日ヒドロコルチゾン(コートリルⓇ)の補充が必要であり、感染症、発熱、手術や怪我のときには体のストレスに応じて増量が必要です。
したがって、日常生活では、
- ①薬の飲み忘れがないようにする
- ②ストレス時のステロイド増量方法を覚えておく
- ③薬を常に携帯し、予備薬を準備する
- ④ステロイドカードを持ち歩く
- ⑤過度なストレスを避け、過労にならないよう体調管理を行う
といった点に注意してください。
また、他のホルモンに関しても補充量が適切な量となるように、定期的な病院受診と検査が必要になります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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