下垂体炎とトルコ鞍空洞症の違いを教えてください。
下垂体炎は炎症で下垂体が腫れホルモン異常を起こす病気。トルコ鞍空洞症は下垂体が圧迫され扁平化する状態。原因、症状、治療法が異なります。
下垂体炎とトルコ鞍空洞症は、どちらも下垂体に関連する病態ですが、その原因、病態、症状、治療法は大きく異なります。
下垂体炎は、自己免疫反応や感染などによって下垂体に炎症が起こる病気であり、頭痛、視野障害、ホルモン異常などの症状が現れることがあります。
診断には、MRI検査で下垂体の腫大や造影効果を確認し、ホルモン検査で下垂体ホルモンの分泌異常を調べます。
治療には、ステロイドや免疫抑制剤、ホルモン補充療法などが用いられます。
一方、トルコ鞍空洞症は、脳のトルコ鞍という骨のくぼみにある下垂体が圧迫されて扁平化する状態であり、多くは無症状で経過観察されます。
脳脊髄液がトルコ鞍に流れ込むことで下垂体が圧迫されると考えられています。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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