下垂体炎には初期症状はありますか?
頭痛、視野障害、副腎皮質刺激ホルモンおよび甲状腺刺激ホルモンの欠乏症状が初期症状として現れます。
頻度が高く早めに現れる症状には、次に挙げるものがあります。
(1) 頭痛(48%)
最も頻度が高い症状のひとつで、多くの場合、発症初期からみられます。炎症や腫大した下垂体による脳硬膜の刺激が原因と考えられています。
(2) 視野障害(32%)
下垂体の腫大により、視神経交差が圧迫されることで発生します。比較的早めに現れることがあります。
(3) 副腎皮質刺激ホルモンおよび甲状腺刺激ホルモン欠乏による症状
他の下垂体疾患に比べると、これらのホルモンの欠乏が初期から認められます。
副腎皮質刺激ホルモン欠乏症状は約60%、甲状腺刺激ホルモン欠乏症状は約50%と報告されています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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