下垂体炎の原因は何がありますか?
原発性で最も多いのがリンパ球性下垂体炎で続発性です。代表的なものが免疫チェックポイント阻害剤などの薬剤性です。
下垂体炎の原因は多様ですが、主に自己免疫、薬剤性、感染症などが挙げられます。原因によって原発性と続発性に分類されます。
原発性は自己免疫の働きがメインで、リンパ球性下垂体炎が最も多く(68%)、特に妊娠や産後の女性に多くみられます。
ほかに、
- 肉芽腫性(19%)
- IgG4関連(8%)
- 壊死性(4%)
- 黄色腫性(1%未満)
などまれなタイプもあります。
続発性の代表的なものに、
- 免疫チェックポイント阻害薬やインターフェロンなどの薬剤性
- ラトケ嚢胞や腫瘍など鞍上部病変
- サルコイドーシスや多発血管炎性肉芽腫症などの全身性疾患
- 結核・梅毒などの感染症
- 胸腺腫や悪性腫瘍に伴うもの(抗Pit-1抗体など)
があります。
多くは免疫学的機序による炎症が関与しており、下垂体やその周囲の障害を引き起こします。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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