「下垂体炎」とはどのような病気ですか?
脳の下垂体というところに炎症が起きて、ホルモンの分泌が阻害されるまれな病気です。
下垂体炎は、脳の下垂体に炎症が起こるまれな病気です。
主に自己免疫反応や薬剤(免疫チェックポイント阻害薬など)、全身疾患(IgG4関連疾患、サルコイドーシスなど)により発症します。
炎症は前葉、後葉、または下垂体全体に及ぶことがあり、頭痛、視覚障害、下垂体機能低下症(副腎皮質刺激ホルモンや甲状腺刺激ホルモンなどの欠乏)を引き起こします。
代表的な病型にリンパ球性、肉芽腫性、IgG4関連、壊死性などがあり、特にリンパ球性下垂体炎は妊娠・産後の女性に多くみられます。
診断にはMRIやホルモン検査が用いられ、確定診断のため下垂体生検を行うこともあります。
治療はホルモン補充療法や、ステロイド投与による炎症の抑制が中心となります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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