細菌感染症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
細菌感染症のセルフチェックは診断の一定の目安として自己観察することは可能です。以下に、自宅でできるセルフチェックのポイントをいくつか挙げます。
1.体温測定
- 1日2〜3回定期的に体温を測定し、記録する
- 37.5℃以上の発熱が続く場合は注意が必要
2.全身状態の観察
- 疲労感や倦怠感の程度を確認
- 食欲の有無や水分摂取量をチェック
3.呼吸の状態
- 呼吸数を数える(成人の正常値は1分間に12〜20回)
- 息切れや胸の圧迫感がないか確認
4.脈拍測定
- 1分間の脈拍数を数える(成人の正常値は60〜100回/分)
- 脈が速くなっていないか確認
5.皮膚の観察
- 発赤、腫れ、熱感などの変化がないか確認
- 皮膚の色や湿り気に異常がないか観察
6.尿の状態
- 尿の色や量、排尿時の痛みの有無を確認
7.消化器症状
8.痛みの評価
- 痛みの部位や程度を0〜10の数値で評価し記録
9.意識状態
- 普段と比べて意識がはっきりしているか確認
10.症状の経過
- 症状の変化や新たな症状の出現を時系列で記録
これらの自己観察結果は、医療機関受診時に医師に伝えることで、より適切な診断や治療につながります。ただし、セルフチェックはあくまで補助的なものです。症状が重い、急激に悪化する、または不安がある場合は、迷わず医療機関を受診してください。特に、高齢者、小児、妊婦、基礎疾患のある方は、軽微な症状でも早めの受診をおすすめします。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、細菌感染症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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