細菌感染症は、どのようにうつるのでしょうか?
飛沫、接触、食物、水を介して感染します。傷口からの侵入や、保菌者との濃厚接触でも感染の可能性があります。
細菌感染症の主な感染経路は以下のとおりです。
1.接触感染
- 直接接触:感染者との直接的な接触(握手、抱擁など)
- 間接接触:汚染された物体や表面を介しての感染(ドアノブ、手すりなど)
2.飛沫感染
- 感染者の咳やくしゃみによって放出される飛沫を通じて感染
- 主に1〜2メートル以内の近距離で起こりやすい
3.経口感染
- 汚染された食品や水を摂取することで感染
- 不適切な手洗いによる自己感染も含まれる
4.空気感染
- 飛沫核(水分が蒸発して軽くなった飛沫)が空気中を漂い、遠距離でも感染
- 結核菌などでみられる
5.血液感染
- 感染した血液との接触により感染
- 医療行為や注射針の共有などで起こりうる
6.性行為感染
- 性的接触を通じての感染。
7.母子感染
- 妊娠中や出産時に母親から胎児・新生児への感染
感染リスクを減らすには、手洗い、マスク着用、食品の適切な取り扱い、予防接種など、状況に応じた適切な予防策を講じることが重要です。また、環境衛生の維持も感染予防に大きく寄与します。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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