細菌感染症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか？

細菌感染症が疑われる場合の受診先は、主な症状や感染が疑われる部位によって異なります。一般的には以下のような選択肢があります。

1.総合診療科・内科

初期症状が不明確な場合や、全身症状が主である場合は、まずこれらの科を受診するのが適切です。総合的な診察を受け、必要に応じて専門科へ紹介されます。

2.感染症科

感染症を専門的に扱う科です。原因不明の発熱や複雑な感染症が疑われる場合に適しています。

3.各専門科

• 呼吸器科：咳、痰、呼吸困難など呼吸器症状がある場合
• 消化器科：下痢、腹痛など消化器症状が主な場合
• 泌尿器科：排尿時痛、頻尿など尿路感染症が疑われる場合
• 皮膚科：皮膚の発赤、腫れ、膿などの症状がある場合
• 耳鼻咽喉科：のどの痛み、耳の痛みなどがある場合
• 小児科：15歳以下の子供の場合は、まず小児科を受診するのが一般的です。

4.救急外来

高熱が続く、意識障害がある、呼吸困難が強いなど、重症、緊急性が高い場合が疑われる場合は迷わず救急受診してください。

5.かかりつけ医

日頃から通院している医療機関がある場合は、まずそちらに相談するのも良い選択肢です。

受診の際は、症状の経過や程度、既往歴、服用中の薬などの情報を整理しておくと、より適切な診察を受けられます。また、地域の医療体制によっては、まず電話相談などで適切な受診先の指示を受けられる場合もあります。
症状が重い場合や急激に悪化する場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。