高齢者の「肥満症」にはどのような特徴や注意点がありますか?
筋肉が減り脂肪が増える「サルコペニア肥満」が特徴です。過度な減量は転倒リスクを高めるため、筋肉維持を意識した治療が必要です。
高齢者の「肥満症」は、若い世代とは異なる特徴と注意点があり、特に慎重な対応が求められます。
【特徴】
サルコペニア肥満
最大の特徴は、加齢によって筋肉量が減少する「サルコペニア」と肥満が合併した「サルコペニア肥満」という状態になりやすいことです。体重やBMI(体格指数)はそれほど高くなくても、体の中身は筋肉が少なく脂肪の割合が非常に高くなっています。筋肉が少ないため、転倒しやすく、骨折から寝たきりにつながるリスクが高まります。
内臓脂肪の増加
皮下脂肪よりも、生活習慣病の直接的な原因となる内臓脂肪が蓄積しやすい傾向があります。
複数の疾患との合併
高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病だけでなく、変形性膝関節症や心不全、認知症など、すでに抱えている他の病気を悪化させる要因となります。
【注意点】
過度な食事制限・減量は避ける
若い人のように急激に体重を落とそうとすると、ただでさえ少ない筋肉がさらに失われ、体力が低下し、転倒や骨折のリスクを著しく高めてしまいます。低栄養状態に陥る危険もあります。
「筋肉を維持し、脂肪を減らす」が目標
治療の目標は、単に体重を減らすことではありません。たんぱく質をしっかり摂取する食事療法と、ウォーキングなどの有酸素運動に加えて軽い筋力トレーニングを組み合わせ、筋肉量をできるだけ維持・向上させながら、緩やかに脂肪を減らしていくことが重要です。
かかりつけ医との連携
持病や服用中の薬を考慮しながら安全に治療を進めるために、必ずかかりつけ医や専門医の指導のもとで治療を行う必要があります。
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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