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後天的に血友病が発症することはありますか？
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
はい。免役に関係する病気や妊娠・分娩がきっかけとなって、後天的に発症することがあります。
はい、後天的に血友病が発症することはあります（後天性血友病といいます）。
後天性血友病は、病気などの影響で体の免疫機構に異常が生じることによって発症すると考えられています。
原因としては以下のようなものが挙げられます。
- 全身性エリテマトーデス（SLE）、関節リウマチ、シェーグレン症候群、皮膚筋炎などの自己免役に関係する病気
- がん
- 抗菌薬、抗けいれん薬などの薬剤
- 妊娠・分娩
- 天疱瘡、乾癬、剥離性皮膚炎などの皮膚疾患
- 特発性（原因不明）
など
約90%が50歳以上の発症であり、子どもの発症はまれです。また、通常の血友病とは異なり、遺伝はしないとされています。
重症度は、先天性血友病よりも高いことが多いとされています、研究によって異なりますが、日本での報告では死亡率が約10%という報告があります。
(参考文献)
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