肩が張るのは病気?肩が張る
監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2025/03/24
肩の痛みで症状チェックした人の受診データ(診断名・診療科)
受診後に報告された診断名
受診した診療科
「肩の痛み」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。診断名は複数回答のため、合計は100%になりません。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
肩の痛みの症状でユビーを利用したユーザーの実際の受診データ(自己申告)では、受診後に報告された診断名は、肩関節周囲炎、頚椎症、片頭痛、神経障害性疼痛など941種類に分かれ、一番多い肩関節周囲炎でも約5割でした。
肩の痛みが気になって受診した人の多くは整形外科を受診していましたが、内科やリハビリテーション科を受診した人もいます。
同じ症状で症状チェックを始めても、その後の状態によって、診断名や受診する診療科は分かれます
- 診断名
- 941種類
- 診療科
- 51種類
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肩の痛みとは
肩の痛みとはどのような症状ですか?
肩やその周辺に痛みが生じます。
文字通り、肩の周りに痛みを感じることを「肩の痛み」と言います。痛みの範囲は広く、腕の付け根やその周りの筋肉だけではなく、鎖骨や肩甲骨とその周りの筋肉の痛みも含みます。
一般的には肩を動かした時に痛みを感じ、ある角度以上に動かそうとすると痛みがより強くなったりそれ以上は動かせなかったりします。夜寝ている時に痛みを感じることもあります。
怪我やスポーツなど、痛みの始まりに覚えがある場合と、特にきっかけが思い当たらない場合があります。
肩の痛みの原因
肩の痛みを引き起こす日常生活上の原因に何がありますか?
肩の高さより上に重いものを持ち上げる、反復作業をするなどが原因となります。
肩の痛みの原因となる病気はいくつがありますが、その多くは腱板(けんばん)という肩の周りの筋肉に負荷がかかることで生じます。負荷のかかる動きとしては、以下のようなものが挙げられます。
肩より高い位置での作業
腱板に負荷がかかる代表的な動作が、肩の高さより上での作業です。
建設作業や運搬業に従事する方が、高いところへ重いものを持ち上げるなどの作業を繰り返したり、美容師・理容師の方が高い位置でハサミを用いるなどして反復作業を行ったりすることで、腱板を痛めてしまうケースは多くあります。
狭い場所における窮屈な姿勢での作業
狭い場所において窮屈な姿勢で作業を続けることも、腱板への負荷の原因となります。
スポーツでの動作
スポーツでは、頭より高く手を持ち上げる動作が肩を痛めやすいとされます。特に、水泳や野球、テニス、バレーボールなどではそのような動作が起こりやすいため、注意が必要です。
ストレスが原因で肩の痛みを感じる可能性はありますか?
ストレスが原因で肩が痛くなる代表的なものに肩こりがあります。
はい、精神的なストレスが原因で肩の痛みを感じる可能性はあります。代表的なものに肩こりがあります。
精神的なストレスにさらされると、身体は緊張状態を保とうとします。
これは自律神経のひとつである交感神経が常に興奮している状態です。この間、首まわりの筋肉は緊張し、近くを通る血管は収縮した状態が続きます。
肩こりとは、肩のまわりの筋肉の張りが強くこっていることにより痛みなどの不快感が続いている状態です。
精神的なストレスがたまりやすい状況では、自律神経の異常が起こるため、肩こりが続きやすくなります。
また、長時間同じ姿勢でデスクワークをしていたり、文章の読み書きを続けたりすることで首や目に負担がかかります。よって、首や目のまわりの筋肉が緊張しやすくなり、肩こりにつながります。
運動不足も同様に、肩こりの原因とされます。
左肩だけが痛いのは何が原因ですか?
肩や首の病気が原因で痛みを感じていることが多いです。安静にしていても痛みが強い場合は、心臓や肺など内臓の病気が原因となる場合があります。
左肩の痛みには、肩の周りの筋肉や骨に原因がある場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。
肩や首の問題
左肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩まわりの筋肉や骨の問題であることが多いです。首を動かした際に痛みが強まる場合は、首の神経に問題がある可能性があります。
運動や仕事によって首や肩に負荷が蓄積することが原因となっている場合も多くあります。
肩関節周囲炎
肩のまわりの筋肉や腱、骨、軟骨といった構造に炎症が生じるため、肩に痛みを感じます。治療に時間を要することが多いです。
骨折
上腕骨や肩甲骨、鎖骨の骨折では、肩に強い痛みを感じます。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨の間のクッション(=椎間板)が傷む病気です。傷んで変形した椎間板によって、左の肩につながる神経が傷害され痛みを感じます。
頚椎症
首の神経のまわりの骨や軟骨・靱帯といった構造物が年齢とともに変形して、肩や腕へつながる神経を圧迫する病気です。
横隔膜に近い内臓の問題
首や肩の動きに関係なく、安静にしていても肩の痛みが強い場合では内臓の病気の可能性も否定はできません。
内臓によっては、病気によって左肩に痛みを感じることがあります。
これを関連痛といい、胸膜・横隔膜周辺にある内臓の影響で肩に痛みを感じる可能性があります。右肩の痛みと違って、胆のうの病気の可能性は低いとされます。
左の胸膜・横隔膜に近い内臓には、心臓や肺があります。これらの内臓の病気によっては、左肩に痛みを感じる場合があります。
心臓の病気
心臓の血流が悪くなる病気である狭心症や心筋梗塞では、肩に激痛を感じる場合があります。大動脈解離という、大動脈が裂ける病気でも同様に強い痛みを肩に感じる場合があります。
肺の病気
左の肺での、肺炎や肺がん、気胸(肺に穴が開いてしまい、肺が膨らまなくなる病気)などの肺の病気が原因となることがあります。
肩の痛みの原因として、四十肩・五十肩の可能性はありますか?
40~50代で肩の痛みや腕が上がらない、手が後ろに回せない等の症状がある場合、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の可能性があります。
四十肩・五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。この病気の原因ははっきりしていませんが、長期間続く炎症で肩関節の周りの構造の動きが悪くなり、どの方向にも腕が動かしにくくなることが特徴です。特に、上着を着る時の方向の動きが悪くなり、着替えがしづらくなります。寝ている時に痛みが出やすいのも特徴の一つです。
四十肩・五十肩は、名前の通り40〜50代に多い病気です。ただし、それ以外の年齢でも腱板(けんばん)断裂などの他の病気によって似たような症状になることがあります。腱板断裂では、時間とともに徐々に痛みが増していく場合があります。
四十肩・五十肩や腱板断裂が疑われる際は、整形外科を受診しましょう。
肩の痛みの原因としてはどのような病気が考えられますか?
肩の関節や筋・腱が原因である場合と、その他の場所に原因があって痛みを感じている場合があります。
肩の痛みには、肩の関節や筋、腱が原因の場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩の周りの問題であることが多いです。
肩の関節周りの問題
- 腱板(けんばん)障害:腱板炎や滑液包炎、インピンジメント症候群、腱板断裂
- 腱炎:上腕二頭筋腱長頭炎、石灰沈着性腱板炎
- 関節障害:肩関節周囲炎(五十肩)、変形性肩関節症、変形性肩鎖関節症
- 脱臼:肩関節、肩鎖関節
- 骨折:上腕骨、鎖骨、肩甲骨
肩以外の場所の問題
- 関連痛(頚椎由来):変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア
- 関連痛(横隔膜周囲の病気):心筋梗塞、狭心症、胆管結石・胆嚢炎、気胸
- リウマチ性多発筋痛症
- 肺がん:原発性、転移性
受診の目安・何科を受診するべきか
肩の痛みがある場合、どの診療科を受診したらよいですか?
肩や首を動かした際に症状が強くなるようなら、まずは整形外科を受診しましょう。
一般的には整形外科、症状によっては救急外来や内科の受診を推奨します。
肩や首を動かした際に痛みが悪化する場合
肩の周りの構造に問題があるか、首の神経症状として痛みが起こっている可能性があります。整形外科を受診するようにしましょう。
肩や首を動かさなくても痛みに強弱の波がある場合
内臓が原因で肩の痛みを感じている可能性があります。
特に、思わずうずくまるような強い痛みが急激に始まった場合には、心筋梗塞や胆のう炎・胆管結石などのおそれがあります。高血圧や高脂血症を含め、健康診断で心臓や胆のうについて危険性を指摘されたことがある方は、とりわけ注意が必要です。
症状が強ければ救急外来を、弱くても一度早めに内科を受診しましょう。
肩の痛みが続く場合、病院に行くべきですか?
治療が必要な肩の痛みの場合もあるため、痛みが続く場合には病院を受診しましょう。
さまざまな原因で肩の痛みが生じます。治療が必要な肩の痛みの場合もあるため、痛みが続く場合には病院を受診しましょう。
肩に痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。骨や関節、筋肉、神経だけではなく内臓に原因となる異常が生じることで痛みを感じている可能性もあります。
スポーツや事故でケガをしてから痛みが始まった場合、強い痛みが続く場合には骨折や腱板損傷の可能性があります。必ずしも手術は必要ありませんが、固定などの処置やリハビリが重要となる場合があります。
肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩そのものに痛みの原因があることが多いです。
一方で、肩の動きと関係なく痛みを感じる場合には、肩以外の場所に病気がある可能性があります。
一般的に多いのは首に原因がある場合です。通常は首や肩甲骨、腕のように広い範囲で痛みやしびれを感じます。首を動かした際に症状がつらくなる場合が多いです。首のヘルニアが原因の場合、強い肩の痛みが1〜2ヶ月続くこともあります。
肩や首の動きと関係なく肩の痛みを感じる場合には、内臓の病気の可能性も否定はできません。例えば、胆のう炎や心筋梗塞などの病気があります。
これらは通常、かなり強い痛みを伴うこと、お腹や胸にも症状がみられることから、首や肩の病気と区別がつくことが多いです。
このようにさまざまな病気が原因で肩の痛みを生じている可能性があり、なかには早急な治療が必要なものもあります。症状が続く場合には一度病院を受診して原因をはっきりさせましょう。
対処法・セルフケア
自分でできる肩こりの治し方はありますか?
ストレッチや適度な筋力トレーニングによって、頚肩腕症候群(肩こり)の症状が改善することがあります。
肩こりの原因としては、長時間のデスクワークやスマホ作業が挙げられます。同じ姿勢で長時間座り続けないように心がけましょう。また、なるべく背筋を伸ばして正しい姿勢を保つことも重要です。
なお、肩こりによる肩の痛みを感じやすい筋肉は僧帽筋です。そのため、僧帽筋をストレッチすることで症状が緩和されることがあります。首の病気によってはストレッチする方向を間違えると症状が悪化するおそれがあるため、自分でストレッチをする際には、首を動かさないストレッチから試してみましょう。
ストレッチのやり方
ストレッチその1
①両肘を曲げ、肘を後ろに引いて肩甲骨を寄せます。息をゆっくり吸いながら行うと、肩甲骨が寄りやすいです。
②十分に肩甲骨が寄ったら、今度は肩甲骨を離すように、肘を曲げたまま両腕を体の前で合わせます。肩甲骨を離す時は、ゆっくりと息を吐き出すのがポイントです。
ストレッチその2
①胸を張りながら両肘を曲げて、指先で両肩を触るようにします。
②指が離れないように気をつけながら肘を回します。前方に5回、後方に5回を目安に動作を行ってください。勢いをつけずにゆっくり回しましょう。
肩の痛みに対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
冷やしたほうが良い場合と温めたほうが良い場合とに分かれます。
痛み止め(消炎鎮痛剤)の使用が有効な場合が多いです。冷やしたほうが良い場合と、温めたほうが良い場合とは状況によって分かれます。
肩を動かすことができないような強い痛みの場合を除いて、一度痛み止めを使用してみることも有効な場合があります。市販薬で痛み止めとして飲み慣れたものがあれば、それを使用しましょう。肩こりや五十肩といった一般的な原因による肩の痛みであれば、すぐに効果がみられます。
痛み止めを使用してもほとんど痛みが変わらない場合は、内臓の病気などの可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。
ケガをした直後など、痛みが始まってから時間が経っていない場合には冷やしたり湿布を使用したりすることで症状の緩和が期待できます。
一方で、肩こりや五十肩などによる明確にはいつ始まったか分からない長引く肩の痛みでは、肩を温めることで筋肉の緊張が緩和し、血流がよくなることで回復が促される場合があります。
温めてみて楽に感じるような場合では、お風呂や温めたタオルで肩を温めてみましょう。
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種後に肩の痛みがある場合、どうしたらいいですか?
痛みが強い場合には、鎮痛剤を使用しましょう。症状が長引くようであれば医療機関を受診してください。
肩の痛みは、コロナワクチン接種後の副反応の一種である局所反応に分類されます。この反応が起こるのは、ワクチンによって体にコロナウイルスへの免疫がつく際に起こる免疫反応と考えられています。一般的には自然に軽快するため心配はありません。
ただし、耐え難い痛みについては、痛み止めの使用を我慢しなくて大丈夫です。よく用いられるのは、アセトアミノフェンの飲み薬です。痛み止めを使うほどではない場合には、保冷剤などで冷やすのも有効です。
腫れや痛みは1週間程度続くこともあります。それ以上経過しても改善が見られないといった場合には、医療機関を受診しましょう。
食事や運動など、日常生活で気をつけることはありますか?
高いところに手を持ち上げて行う作業をなるべく避けましょう。また、デスクワークで長時間同じ姿勢を取らないようにし、定期的にストレッチなどを行いましょう。
一般に肩の痛みの原因として多いのは、腱板(けんばん)周囲の病気と首に関連した病気です。
腱板に負担のかかる動作
腱板に負担がかかりやすい動作として、肩より高く手を持ち上げた状態での作業があります。具体的には、重いものを棚の上に持ち上げたり、本棚の高い段を整理したりといった作業が挙げられます。これらの作業を行う際は踏み台などを利用して、高く腕を上げなくて済むように工夫しましょう。
また、頭より手を高く持ち上げる動作が求められるスポーツでは、肩への負荷が大きくなります。特に水泳や野球、テニス、バレーボールでは注意が必要です。
首に負担のかかる動作
首に負担がかかりやすい作業としては、デスクワークや上を向く作業が挙げられます。作業が長時間にわたるほど、より負担は大きくなります。特にデスクワークは自然と長時間作業となってしまうことが多いため、立つ・歩く時間を意識的に設けるようにしましょう。
肩の痛みの薬
肩の付け根(首の付け根)がズキズキ痛むのはなぜですか?効果のある薬はありますか?
首の病気が原因になっていることが多いです。痛み止めや筋肉の緊張を和らげる薬、ビタミン剤などが有効な場合があります。
肩の付け根が痛む原因として多いものは、首の病気が考えられます。
首の病気では、肩の病気が原因の場合と異なり、肩を動かしてもあまり痛みが強まらないことや、肩の動きが制限されずに最後まで腕を上にあげることができる場合が多いです。
首の病気の代表例には以下のようなものがあります。
頚椎症
首のまわりにある骨や軟骨・靱帯などが年齢とともに変形することで神経が圧迫を受ける病気です。首や肩の付け根、肩甲骨、腕や手にしびれや痛みを感じます。
デスクワークが長い、立ち仕事が長い、上を向く作業が多いなどに当てはまる場合には、病気が進行しやすい場合があり注意が必要です。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨と骨の間にある椎間板とよばれるクッションが変形し、飛び出す形で首の神経を圧迫します。スポーツや重量物を扱う作業がきっかけとなって突然始まることもありますが、特に原因がないこともあります。発症初期には痛みの程度がかなり強いことがあります。
上記の病気については、痛み止めや筋肉の緊張をほぐす薬、ビタミン剤、神経の興奮を抑える薬などが用いられることが多いです。痛み止めについては、市販のものから試してみても良いでしょう。
頻度は高くありませんが、肩のつけ根が痛むときには他にも骨折や細菌感染症、腫瘍(腫れ物やしこり)などの場合があります。
痛みやしびれなどの症状が続く場合には整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。
肩こりに湿布は効果がありますか?
湿布の効果は個人差があるため、症状が改善しない場合は診察を受けましょう。
痛み止めの飲み薬やリハビリ、ストレッチについては、有効性を裏付けるデータが報告されています。一方、肩こりに湿布が有効であることを示すはっきりとしたデータはありません。
ただし、湿布はかぶれを除けば副作用が出にくいため、副作用で飲み薬が飲めない方や、リハビリにこまめに通うことができない方にとっては、選択肢の一つとなります。効果については個人差があるため、漫然と使うことは避けましょう。
湿布を用いても症状が改善しない場合は、早めに医師の診察を受けるようにしてください。
肩の痛みに関連するその他の質問
肩の痛みに効果のあるストレッチはありますか?
適切なストレッチにより肩の痛みが改善することが期待できます。強い痛みが落ち着いてから行うようにしましょう。
肩の痛みは、筋肉や靱帯・関節が原因で生じる場合が多いです。
この場合、首や肩の筋肉を適切にストレッチすることで症状が和らぐことが期待できますので、図のようなホームエクササイズを取り入れてみましょう。
ただし、もし急に痛みが強まるなどの症状の悪化があれば医療機関で相談しましょう。
右肩だけが痛いのはなぜですか?
肩や首の病気が原因で痛みを感じていることが多いです。安静にしていても痛みが強い場合は、心臓や胆のうなど内臓の病気が原因となる場合があります。
右肩の痛みの原因には、肩の周りの筋肉や骨に原因がある場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。
肩や首の問題
右肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩まわりの筋肉や骨の問題であることが多いです。首を動かした際に痛みが強まる場合は、首の神経に問題がある可能性があります。
肩関節周囲炎
肩のまわりの筋肉や腱、骨、軟骨といった構造に炎症が生じるため、肩に痛みを感じます。治療に時間を要することが多いです。
骨折
上腕骨や肩甲骨、鎖骨の骨折では、肩に強い痛みを感じます。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨の間のクッション(=椎間板)が傷む病気です。傷んで変形した椎間板によって、右の肩につながる神経が傷害され痛みを感じます。
頚椎症
首の神経のまわりの骨や軟骨・靱帯といった構造物が年齢とともに変形して、肩や腕へつながる神経を圧迫する病気です。
胸膜・横隔膜に近い内臓の問題
首や肩の動きに関係なく、安静にしていても肩の痛みが強い場合では内臓の病気の可能性も否定はできません。
内臓によっては、病気によって右肩に痛みを感じることがあり、これを関連痛といい、胸膜・横隔膜周辺にある内臓の影響で肩に痛みを感じる可能性があります。
胸膜・横隔膜に近い内臓には、心臓や肺、胆のうがあり、これらの内臓の病気によっては、右の肩に痛みを感じる場合があります。
心臓の病気
心臓の血流が悪くなる病気である狭心症や心筋梗塞では、肩に激痛を感じる場合があります。大動脈解離という、大動脈が裂ける病気でも同様に強い痛みを肩に感じる場合があります。
肺の病気
右の肺での、肺炎や肺がん、気胸(肺に穴が開いてしまい、肺が膨らまなくなる病気)など肺の病気が原因となることがあります。
胆のうの病気
胆のうは体のやや右側にあります。胆のう結石(胆のう内に石が出来た病気)や胆のう炎(胆のうに炎症を起こした病気)が原因となる場合があります。
肩の痛みに関連する病気・症状
この記事の監修医師
濱畑 智弘 先生
山田記念病院 整形外科
慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2025/03/24