ニューモシスチス肺炎(PCP)の感染経路はなんですか?
ヒトからヒトへの感染が考えられており、空気感染すると推測されています。
ニューモシスチス肺炎の原因となるニューモシスチス・イロベチイという真菌(カビ)は環境中にはおらず、ヒトの肺でのみ生息していると言われています。感染者からヒトーヒト間で周囲に感染し、その中で免疫が低下した人で菌を排除できずに発症すると考えられています。
また、病原体がヒトの肺に生息していること、患者さんの周囲の空気中から菌が検出されることなどから、感染経路は吸入によるもの(中でも空気感染)と考えられています。
この病原体は、人においてはありふれたものです。4歳児の80%が抗体を持つと報告されていることから、幼児期までに多くの方が症状のない感染(不顕性感染)を経験していると考えられています。
以前は、過去に感染して体内に潜伏していた病原体が、免疫機能の低下により増殖することで発症する(内因性再燃説)と考えられていましたが、現在は感染者から免疫機能が低下している人にヒトーヒト間で感染して発症する(外来性再感染説)と考えられています。
その根拠として、
- 院内の集団感染事例が複数報告され、患者さん同士や接触した健康な医療者の間で病原体の遺伝子の型が一致していたこと
- ニューモシスチス肺炎に2回かかった患者さんで、1回目と2回目で異なる遺伝子の病原体が検出されたこと
などが挙げられます。
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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