ニューモシスチス肺炎(PCP)の予後はどうなりますか?
患者さんの免疫状態や基礎疾患、診断と治療の開始時期によって大きく左右されます。
ニューモシスチス肺炎(PCP)の予後は、患者さんの免疫状態や基礎疾患、診断と治療の開始時期によって大きく左右されます。
HIVに感染している患者さんでは、早めに診断され適切な治療が行われれば、多くのケースで回復が期待できます。
特にCD4陽性T細胞数が一定以上で、抗HIV療法が導入されている場合は、予後は比較的良好です。
一方、HIVに感染していない患者さん、特にがん治療中、臓器移植後、あるいは膠原病の治療で免疫抑制薬を使用している人では、PCPの進行が早く、症状も重くなる傾向があります。
このような患者さんでは、発症から数日以内に急速に呼吸不全へ進行し、集中治療が必要になることも少なくありません。また、90日以内の死亡率も高く、重症例では25~50%に達するという報告もあります。
さらに、ステロイドなどの免疫抑制剤を長期に使用している患者さんでは、肺の免疫応答が抑えられているため、感染の発見が遅れやすく、治療への反応も鈍くなることがあります。
その結果、予後はより不良となる傾向があります。
PCPは免疫機能の低下した患者さんにとって致命的になりうる疾患であり、予後を改善するためには、早期の診断、適切な治療、そして必要に応じた予防(予防投薬)の実施が非常に重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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