肢帯型筋ジストロフィーとは何ですか?
体の中心に近い、肩や腰の筋肉から筋力低下が始まる筋ジストロフィーの一種です。
肢帯型筋ジストロフィーは、主に肩の周り(上肢帯)や腰の周り(腰帯)の筋肉から筋力低下が始まることの多い筋ジストロフィーの一種です。
肢帯型とはひとつの病気を指すわけではなく、いくつかの病気がこの中に含まれている疾患群であると考えられています。
多様な遺伝子の異常によって起こり、現在では多数の病型が含まれることが分かっています。そのため、2017年には国際的な分類の見直しも行われました。
この病気は症状が比較的ゆっくりと進行します。多くの患者さんで「立ち上がったり、階段を上ったりするのが大変」といった症状で気づかれます。
病型によっては、症状が出始める年齢に違いがみられます。また、腕や足の遠い部分(末端)の筋肉に症状が目立つというように、病型によっては、症状自体が異なることもあります。
病型によっては、心臓の機能や呼吸機能に影響が生じやすく、命に関わる場合があります。このため、心臓や呼吸機能について定期的な評価が大切です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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