太っているのがホルモンの病気のせいということはありますか?
あります。ほかの病気や薬が原因の「二次性肥満」が知られています。
肥満は食べ過ぎや運動不足だけが原因とは限りません。ここではほかの原因による肥満を解説します。
肥満の原因になる病気
あります。ほかの病気や薬が原因で起こる肥満を「二次性肥満」といいます。肥満を伴う糖尿病では、二次性肥満を探すとともに、第一に減量による代謝の改善を図るとされています(糖尿病診療ガイドライン2024)。
二次性肥満の4つの分類
糖尿病診療ガイドライン2024では、二次性肥満として次の4つが挙げられています。
- 内分泌性肥満: クッシング症候群、甲状腺機能低下症、性腺機能低下症、成人成長ホルモン分泌不全症、多囊胞性卵巣症候群、インスリノーマなど
- 遺伝性肥満: プラダー・ウィリ症候群など
- 視床下部性肥満
- 薬剤性肥満: ステロイド薬、一部の向精神薬
見つけるきっかけになる特徴
遺伝性肥満では、幼少期からの肥満歴、特徴的な顔つき、精神発達の遅れ、性腺機能低下症があることなどが、発見のきっかけになり得るとされています。
高度肥満で注意したい点
BMI 35kg/m²以上の高度肥満の方は小児期から肥満を呈していることが多く、その背景に精神的・心理的な要因や二次性肥満が影響している場合があるとされています。原因がほかの病気にある場合は、そちらの治療が必要になります。気になる場合は、医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
日本糖尿病学会 編・著『糖尿病診療ガイドライン2024』南江堂, 2024(第13章 13-1)
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編集・監修基準について
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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