生物学的製剤やJAK阻害薬の治療で、関節の変形はどの程度防げますか?
骨の破壊や変形の進行を強力に抑えて、関節破壊をほぼ停止させるような強い効果が期待できます。
生物学的製剤やJAK阻害薬を適切に使用すると、多くの人で関節の変形の進行を強く抑える効果が期待できます。
これらの薬は関節の炎症を強力に抑え込むことで、関節の変形が進行するのを防ぐ高い効果があるからです。例えば、生物学的製剤を使ったある研究では、治療を開始して約1年後には、関節破壊の進行がほぼ停止したという結果が報告されています。さらに、発病から時間が経ってからこれらの薬を開始した場合でも、早期に開始した患者さんと同等に、関節破壊の進行が止まったという報告があります。
ただし、すべての患者さんで同様に効果がみられるわけではありません。ある薬剤の使用を開始して効果がみられなかった場合でも、他の薬剤に変更することで炎症を抑えるよい効果がみられる場合があります。関節の機能が失われるのを防ぐために、適切なタイミングでこれらの薬を使い始め、医師と相談しながら調整することが大切です。
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(参考文献)
Paul Studenic et al. American College of Rheumatology/EULAR Remission Criteria for Rheumatoid Arthritis: 2022 Revision. Arthritis Rheumatol. 2023, 75, 15-22.
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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