下腹部の張りについて教えてください。
下腹部の張りは、腸、膀胱、子宮など骨盤内の臓器の問題である可能性があります。
下腹部の張りは、腸、膀胱、子宮など骨盤内の臓器の問題である可能性があります。頻度が高く危険性の低いものとしては、大腸にガスがたまり、お腹が張る症状を引き起こす場合です。
お腹の蠕動運動が少ないことが、こういった張りや便秘の原因になっている場合があり、適度な運動やお腹のマッサージが有効なこともあります。
その他に、膀胱の症状であることもあります。前立腺肥大などの病気で尿が出づらくなり、尿閉となってしまうと、膀胱に多量の尿が貯まることで下腹部の張りを引き起こすことがあります。この場合、通常は下腹部の痛みも伴います。
さらに、子宮や卵巣などの病気である可能性もあります。子宮筋腫や卵巣腫瘍などで下腹部が充満し、お腹の張りを引き起こすこともあります。
下腹部の張りは、このようにさまざまな要因がありえます。症状が軽度で、一時的なものであればそれほど心配ありませんが、長引く場合や、腹痛、発熱、吐き気など、そのほかの症状も伴う場合には医療機関を受診し、原因を調べることをおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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